DVDコーデックのライセンス料なるもの
最近パソコンを買い替えて改めて気づいたのだが、Windows10では標準でDVDが再生できない(Windows7のときは標準でできたのに)。これはDVDコーデックのライセンス料のためらしい。
【Windows 10トラブル対策】昔はできたWindows Media PlayerでのDVD再生ができない:Tech TIPS - @IT
実は、Windows 8以降からDVD(MPEG-2)の再生に必要なDVDコーデックが付属しなくなったからだ。DVDコーデックは、DVD CCA(Copy Control Association)から有償でライセンスを得る必要があり、Windows Vista/7の頃はMicrosoftがライセンス料を負担していた。
しかしMicrosoftは、CD/DVDドライブを内蔵するPCが減ってきていること、CD/DVDドライブを内蔵するPCではサードパーティー製のDVDプレーヤーアプリが搭載されているケースが多いこと(その場合はライセンス料が二重に支払われていることになる)などから、Windows 8以降はDVDコーデックの付属を止めてしまった。
Windows8は2012年?相当前の話ですね(汗)。
最近買ったパソコンにはDVD再生ソフト(CyberlinkのPowerDVD14)が付属しててて、DVDを見るには困らないのですが、何か微妙にかゆい話だ。
ちなみに、MPEG2の特許は2018に失効しているらしいので、じゃぁメディアプレイヤーで標準にDVD再生できてもいいんじゃないだろうか・・・はて?
2018年2月13日にアメリカで残っていた最後のMPEG2に関する特許が期限切れを迎えました。
なお特許権の有効期限は20年。MPEG2の特許は切れても、ブルーレイとかのはまだ残ってたり、結局のところこの状況はしばらく続くのかしらん
何か関連がありそうなリンク
- 「Windows10はDVDが再生できませんよ」との指摘 - treedown’s Report
- MPEG2の特許が切れたのでWindows 8でもMPEG動画が自由に見れるようになっちゃったりなんかしちゃったりして!!(いや見れない(反語))
- MP3は本当に「死んだ」のか? 特許権消滅が意味するもの - ITmedia NEWS
- H.265/HEVC特許暗黒時代 - Qiita
- パテントプール - Wikipedia
- 特許権の存続期間の延長 – 鎌田特許事務所
- 国内特許だけで海外進出した時の落とし穴 - もうけの花道